鹿の話
先週末、早朝から下郷町へ。
大峠~三倉山方面へのTRAIL。
環境保全プロフェッショナルな方々と、フィールドリサーチ。
先週は、私の試走チャレンジだけではなく、三倉山の山開きイベントも行われたフィールド。悪天候の中、たくさんの方々(往復を考えるとのべ300名以上)に踏まれた登山道。
どのぐらいインパクトがあるものか。
問題がないのかを眼を凝らして観察。
路面の問題はないようです。
例年だと″ニッコウキスゲ″で華やかになるフィールドですが、今年はまばら。
過去4回、開山祭イベントに仲間たちとツアーを組んで参加しているが、思えば、例年、ニッコウキスゲの数は減り続けている様子を目の当たりにしている。
温暖化の影響?それとも…?
おそらく『鹿』かもしれない。
つまり、鹿の食害。
このマウンテンフィールド(下郷町・天栄村・西郷村・那須町・那須塩原市)において、鹿の姿を見る機会が年々増えている。
尾瀬や日光でも、ニッコウキスゲは鹿の食害により数がかなり減ってきてしまっている。
この日も、鹿の足跡がたくさん溢れていた。
もともと、この那須連山は″鹿″にまつわるエピソードがたくさんある。
この中でも、那須温泉元湯「鹿の湯」
飛鳥時代、国の役人が、山狩りに行き、狙っていた鹿に弓を射ったところ、山奥へと逃げ込まれたそうだ。
その後、追い探したところ、温泉で鹿が傷ついた体を癒している姿を見つけたそうだ。鹿によって発見された温泉。
そう「鹿の湯」と名づけた伝承がある。
栃木県内では、塩原温泉、日光温泉をおさえて、県内で最も歴史の深い温泉。
泉質は硫黄泉で、白濁した湯が特徴。
ボクも″月いち″で通うパワースポットなのだ(^_^)♪
『会津那須越県ロングトレイル構想』は、トレイルランニングレースを開催することだけが目的ではない。
このマウンテンフィールドの未来を考えること。次世代まで守ること。
大会に選手として、ボランティアスタッフとして参加される皆さんも、ぜひこのフィールドで起こっている出来事に関心をいだいていただければ幸いです。
守りたい。つなぎたい。ともに生きたい。
#会津那須越県ロングトレイル
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