判断→決断

～OSJ奥久慈トレイルレース（約58km）～

大きな大きなドラマがありました。

結果は、競技人生において初めての途中棄権（リタイア）！

小さな頃からスポーツとは常に隣り合わせの生活を送ってきました。

野球、フルマラソン、ロードレース、国体縦走、クロカンスキー、様々なスポーツに挑戦。

これまで、途中で競技を打ち切った経験はありませんでした。

やはり50kmを超える山岳路を走りきれる身体ではなかった状態を実感。

身も体も。

レースに挑むにあたっても明らかに準備不足。

コース地図を広げ、レース展開のシュミレーションや給水食のイメージもまったく行わず、ユニフォームとザック、シューズを持っただけで、職場からほぼ直行で、大会会場入り。

前夜祭パーティーの後片付けを行っている暗闇の中で、なんとか受付を済ませ、スタートラインに立てるだけで、何かをやり遂げたような心境になりホッとしてしまう笑

レースが始まると、連日の寝不足のせいか集中力に欠け、「走る」という行動に集中できず、とにかく目をつぶりたい。横になりたい。「眠り」という行動に移りたい欲求で頭がいっぱい。

そして、次に頭によぎるのが自然と対話する恐怖感。

とりあえず、妻が待つ第２エイドステーションまで来たが。。。

＊photo by　mafuオヤジ＊

「恐怖感・・・」

これ以上、集中力が欠けた状態で山中を行動するのは「危険」と判断。

あらためて、大自然における人間の無力さ。自然の偉大さを実感。

立ちはだかる急登、激下・・・。自由に動き回れない怖さ。

第２エイドステーションで、「スパッ」とリタイアするつつもりが、mafuファミリーの顔を見たら汗笑汗

レースを続けたい・・・心境に。判断に迷う。。。

とりあえず、ザックのハイドレーション水分補給を行うものの・・・

睡魔と戦いながら集中力が欠けた状態でこれ以上、レースを続行するには、致命的なケガに結びつくリスク大。

自分だけではなく、とりまく周囲の方々にも迷惑をかけることになると判断。

「走れそう・・・。」「もう少し走ってみようかな・・・。」

の思いをギュッと抑えて、リタイアを決断。

次につなげるための決断！

「すべてが初めての判断、決断、心境、葛藤」

家族を養うため、ライフスタイルを充実させるための仕事。

春先から、より責任が問われる立場に。

30歳を超えると当然ながら上からも下からも、より視線を感じる立場に。

様々な職種の仕事があるが、どんな仕事も責任が問われる。

mafuが携わる仕事も、この時期は「人」の一生を左右させてしまう神経を使う責任重大な業務。

そんな立場に性格上やりがいも感じつつ、連日、深夜の帰宅。

朝４時半に帰宅し、朝８時に出勤する日も・・・。

いつもなら朝練を開始する時刻に帰宅（笑）

当然ながら、食生活、睡眠のバランスも大崩れの日々。

そんな中、次につながる走りが出来たらと挑んだトレイルレース。

もし、山中で大怪我でもして、仕事が出来ない体にでもなったら、もうスポーツが出来ない体になったら、そんな恐怖感が頭をよぎる。家族の顔が頭をよぎる。

「やめた方がいいかな。」

それが、妥協なのかな・・・。こうやって、年齢とともに勢いが衰えていくのかな・・・。俺も普通の人間なのかな・・・。普通は嫌だな。。。様々な感情が葛藤を繰り返す。

でも、よ～く考えたら、、、

いつもスタート地点に立った時に心でつぶやく言葉。

「次につながる走り。」

よ～く考えたら、「途中でやめる」勇気も、次につなげるには必要なこと！

人生、初の経験に「落ち込んでない！」といったらウソになりますが笑

常に前向き、プラス思考☆

レース翌日、元気なパパ☆　元気な夫☆

元気なサラリーマンアスリート☆とし
て、笑顔で出勤！

ひとまわり大きくなれた気がする奥久慈トレイルレース。

スポーツ人としてだけでなく、一社会人、人として、「次につながる」大きなレースでした。

参加された方々、本当にお疲れ様でした。

スタートでお話した方、レース中にお話した方、また♪お会いできる日を楽しみに走り続けますo(^▽^)o

勝って学ぶことより

負けて学ぶことの方が・・・

　　　　　　　　　+山と魂+ mafu

OSJトレイルランニングレース2010

～ポイントランキング～

第３戦が終わった時点で、mafu総合第３位！！

これ見ちゃうと、完走したかったなぁ～もっと頑張れたかなぁ～笑

全戦を走ってみたいなぁ～☆

な～～んて、思っちゃうのが人間(^▽^;)

今後のOSJレース2010にどれだけ参戦出来るか！？

金銭的にも、仕事、家庭の都合上わかりませんが、OSJ以外のレースも視野に入れて、夏～秋トレイルレース参戦計画を作戦中♪