高いところの心得

今朝は早起き。
高いところに行って来ました。
今日から5月。山頂で合掌。
山は、楽しいけど、恐いところ。
三倉山1,888m -南会津下郷-より
観音沼森林公園をスタートし、予定では、ぐるり一周、尾根沿いを駆けるつもりでしたが、断念。
三倉山まで上がり、撤退。
ピストンで、観音沼に戻りました。
午後から天候が崩れる予報は、承知のこと。だから早朝一番の山行。
残雪の具合によってはピストンも視野に入れながら。
那須連山一番の急登坂と言われる音金登山口から、青空が広がる山頂を目指し、ココロを踊らせながら、今シーズン初となる三倉山(1,888m)へ足を進める。
山頂からは、栃木県那須方面から、強烈な大寒気が押し寄せる雲の流れを目の当たりにしました。
天候が予報より早く崩れだそうとしている瞬間。
山々を飲み込んで行く瞬間。
みるみる忍びよるあの冷気。圧力。
すぐに撤退。
本当に山は恐いところだ。
しかしながら、人間の心理は欲深い。
撤退し、高度を下げ、振り返ると、風も和らぐ。気温もグッと上がる。
さっきの弾丸寒気は一時的なものだったのではないか。
本当はまだ天候は崩れてはいないのではないか。そんな気持ちにもさせられる。
撤退を決めて、下山しながらでも、何度も振り返り、足を止めて、木々の間から、あの稜線方面を眺めてしまう。
登山口に戻ると、雨粒が落ち始めた。
ハッとした。ホッとした。良かった。
山行=トレイルランニング。
その準備、その判断。腹八分目の行動。
無理なく、無駄なく、ムラなく。
『高いところに立つこと。』
本来、すべての雲行きを眺めることが出来て、見晴らしが良いはずなのに。一目瞭然なのに。高いところは、勘違いしがちな場所。過信しがちな場所。
足元をすくわれがちな場所。
高いところ。謙虚に。謙虚に。
それは、山行だけに限ったことではないのかもしれない。
学びある一日でした。
山は、楽しいけど、恐いところ。
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