ミヤマクワガタのお話し

今日から白河市の小学校は2学期の始業。
『ミヤマクワガタのお話し』
7月上旬に我が家の庭にやってきた、ミヤマクワガタ。
この夏、子どもたちと過ごしてくれました。
無論、長男カッツの自由研究は、ミヤマクワガタの生態。
日々、寝床を整えたり、毎日エサをやったり、話しかけたり…。
そんな家族同様になったミヤマクワガタを先日、虫かごの蓋を開けて、庭に放しました。
生態調査によると、ミヤマクワガタは、成虫での寿命が短い種類。越冬はせず、春を迎えるまえに死んでしまう事がほとんど。
早ければ約3ヶ月の命。とのこと。
あとひと月も生きられないかも知れない命。
最後は、自由に生きて欲しい。
息子の考えにより放しました。
お別れの瞬間は、なんだか、会話も言葉も少なく、しんみりと。
翌朝には、虫かごから飛んで居なくなっていました。
昨夜、長男との帰り道、車中での会話。
もしかしたら、エサが取れなくてお腹が空いて戻ってくるかもしれない…。
飛んで居なくなった、虫かごには、毎日、御飯の用意をしているとのこと。
限りある時間の中での人生。
今夏、親元を離れ、宿泊を伴ったトライアスロン夏合宿を2本こなした10歳の夏2019。
ココロの成長はありました。
今日から2学期。
全力で生きて欲しい。
君はどこへでも羽ばたいて行ける。
パパとママは、君がいつお腹が空いて戻って来てもいいように御飯を作って待っているよ。
今を全力で生きること。
--10歳の息子に教えてもらった夏2019--


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