モンゴル遠征報告 vol.3
モンゴル遠征報告 vol.3
『Great Mongolia Gobi Desert Marathon 2013(6days250km)』
ステージ2日目!
■ETAP-2 ■23.197km(2013/9/17)
ゴビ砂漠v(^-^)v
距離は、約23kmと短いですが、砂地。
足腰には堪えます。砂地では走ったことがありませんから。。。
夏に、いわきの海、砂浜で5時間走を計画していましたが、夏場仕事の調整も合わず断念。
ぶっつけ本番の砂上ランニング☆
足元は、砂が入らないように「ゲイター」装着。
オフィシャル車両が入り込めない深い砂地ルート走行することもあり、オフィシャルカーあらため「オフィシャル駱駝(らくだ)」が登場!!
photo by SSER akira akamatsu .
2日目は、とにかくスピードレースでした。
スタート直後から、25歳クロカンスキーヤーのDORJGOTOV選手がハイスピードで飛び出す。
その後ろを、私と遊牧民ランナーOTOGONBAATAR選手で追う展開。
雪上で鍛えた足腰を武器に、深い砂地も平地と変わらないようなスピードで進める。
一時、200m近くまで話されたものの、離されては食らいついての繰り返し。
帰国後、このDORJGOTOV選手をリサーチしてみたら・・・
FIS Nordic World Ski Championships 2013 Val di Fiemme (ITA)にも参戦しているモンゴルではメジャーなアスリートなんですね。いくつかサイトを拝見させていただきました。
どおりで、強靭な足腰で、冷静に周りの状況を見つつ、レース展開を支配するのが上手いわけで。
この時、彼は一枚上手だなと感じました。
ラスト3キロ。
自然と三人で「よーっい!ドン!」的な(汗)
ゴールゲートまで、ほぼ直線。
遠くに遠くに小さくゴールゲートが見えるんだけど、近づかない。
3キロの直線が長い長い。。。
標高1,300m。心臓が飛び出るくらいバックバク。
このペースで3キロ、ホントに行くの!?そう思った時。
クレーバーなDORJGOTOV選手(クロカンスキーヤー)は、まだ2日目とあり、「これだけのハイスピードで進むことは危険だ!」的な言葉を発し。笑顔でペースダウン。
はじめに仕掛けておきながら(笑)
私も「確かに。」と思い。冷静になってペースダウン。
そのままハイペースを維持して先行していた負けん気の強いOTOGONBAATAR選手(遊牧民ランナー)が、ラスト1.5km付近で疲れてきたのか後ろを振り返る回数が増えてきた。
ラスト1km。どうするか。もう一度、スパートしてみるか。
私も、乳酸と高地で頭も体が思うように動かない状態で必死に思考。
「I'm OK!行こう!」
そう決め、余力を振り絞ってもうひとギア入れ、アクセルべた踏み。
ゴール後は、動けず・・・。よだれ。。リバース。
なんとか、僅差で2日目も1位☆
■ETAP-2 ■23.197km■2時間12分31秒■1位
insole☆supported by presscontrol
SOCKS☆supported by Tabio
この日から、いよいよテント泊♪
ゴールした順に、それぞれ荷物を受け取り、テント設営をはじめます。
翌日に備えて、疲労を取らなくちゃね!
ゴビ砂漠に次々にテントが作られていきますv(^-^)v
カラフルで、砂丘の上から眺めても見事です♪
TENT☆supported by アライテント
テントを張り終えたら、明日の行動計画。
いよいよ明日からは、ロングステージのはじまり。
選手同士で作戦会議。
デジタル的にナビゲーションアプリを起動させたり、アナログ的にコンパスを駆使したり。
あらゆる手を使って、明日のステージを分析。
GPSポイントは事前に知らされているため、方角を割り出し、手書きで図面に書き出してみたり。
ナビゲーションアプリを起動させたりと、みなさん様々なスタイルで行動計画を練っています。
日本人選手団の先輩方、「mafu!ここ気をつけろよ!」毎日、助言ホントにありがとうございました(´∀`)
ルートは、広い荒野をこの「▲三角」の角度(GPS割り出された数値)に沿って進んでいくわけで、、、。
日本人には、500m先のバリース(看板)は見えませんので、ある程度、鋭角に曲がるポイント(km)を事前に頭に叩き込んでおくことが大切。コースロストしないように・・・!
しかし、ステージ4日目に恐ろしいことが・・・ロスト(笑)
その時は、まだそんなことを知る由もなかった。。
ご飯まで、モンゴルの動物たちと遊びました♪
GOBI-DOG(*^ー^)ノ
遊牧民と犬の関係は深いんです。
放牧している羊たちを誘導したり、オオカミと闘ったり。
今夜は、この番犬が私たち選手を守ってくれます♪
そして、駱駝(らくだ)☆
心地よい揺れが、股関節、椎間板を緩めてくれましたv(^-^)v
ラクダの足に負けない、このハムストリングス筋(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋大腿部)
テントから生足を出して寝てたら、オオカミに狙われますよね・・・笑
寒暖の差が激しく厳しい気象条件の中で生活するモンゴルの人々の生活に欠かせない動物がラクダ。
ラクダは、35~40年が寿命とのこと。この一生の間にラクダ一頭から、約400kgの暖かい毛をいただくことができるそうです。
また、ラクダは非常に生命力が強い生き物!
一度にまとめて40リットルほどの水を飲めば、暑い気候の中でも、何日間も歩き続けることができる強い動物なんだそうです。
ラクダに乗ったら、お腹もペコペコ(*^ー^)ノ
-entry-id="11627869309" data-image-id="12705964437" data-image-order="22">
SunGlasses☆supported by カニヤ
チタンクッカー☆supported by ベルモント
とにかく、みなさん良く食べる!
ギリシャアテネスパルタスロン完走者や、サハラ砂漠マラソン完走者など、強靭な肉体をお持ちの方々がいらっしゃるので、こういった場でのコミュニケーションがホント面白い☆
あらためて世界は広いこと、自身の小ささを思い知らされながら、自身の可能性も感じたり。
世界中で、いろんなことが繰り広げられていることがわかった。
■ETAP-3■48.515km(2013/9/17)
つづく♪
NPO SSER
Great Mongolia Gobi Desert Marathon 2013(6days250km)