新潟遠征レポ
久しぶりのレースでした。
起伏に富み、9km行って、9km戻って来るシンプルだけど手強いコース。
たった18kmだけど、すごく緊張もして、気持ちも高ぶってきて。
ゲストランナーでご招待いただきましたが、スタートラインで周りを見渡しても、若い世代の面々。
気が付けば、ボクも40代なかば。
この5年、10年が昨日のように感じる。
はじめて足を踏み入れるトレイルにおっかなびっくり慎重に。
前半4~5番手。
折り返してから、くだり基調になったところで、一気に3番手に浮上。
やったぜ。この気持ち。
ホント、久しぶりに、味わう感覚だ。
前を行くランナーの姿が、つづら折りでチラチラ見えると、ロックオンして、気づかれぬよう迫り行くこの感覚。
ホント、久しぶりに、味わう感覚だ。
道行く中、途中のスタッフから、前ランナーとの差「8分」「6分」「5分」と耳にし、徐々に縮まり、この上げていく、上がっていく、ゾーンに入り込む感覚。
ホント、久しぶりに、味わう感覚だ。
でも、ゴールまでラスト4km。
突然、大腿部の筋痙攣。
来た来た来た、来てしまった。
この最後までうまく行かせてくれない、この時間。
だいぶ前に抜いたランナーにも、また抜き返される。この惨めさ。悔しさ。焦りと葛藤。理由探し。
それを落ち着かせようとするハート。
ホント、久しぶりに、味わう感覚だ。
ゴールまでラスト1.5kmまでやっと来た。
そこには、家族が待っていた。
なんだかすべてがスローモーションに見えた。
家族の顔を見たら、最後、踏ん張れて、一人をかわして、順位を上げて第4位でゴール。
表彰台を逃した、このこみ上げる悔しさ。
そして、怪我無くゴールできた達成感と充実感、開放感。
生きてる、生きてるんだ、を実感するこの時間。
ホント、久しぶりに、味わう感覚だ。
けしてカッコイイ姿ではない、痙攣する足をかばいながら、ゴールに飛び込んだ姿。
長男にも、次男にも、妻にも、もっとカッコイイ姿を見せたかったのに、と思うこの気持ち。
ホント、久しぶりに、味わう感覚だ。
中2の長男は、パパの見てはいけない姿を見てしまったような、少し寂しそうな目で、お疲れさまと一言。声を掛けてくれた。思春期でクールな彼。
とは真逆で、ハイテンションで迎えてくれた小1次男とのギャップに、少しセンチメンタルな気持ちに。
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レースが終わり、少し時間が経つと、一人振り返る時間。
ショートレース。
まもなく40代なかばに差し掛かりますが、20代、30代の奴らと、バチバチ闘えるよう、ショートレース参戦に向けて、もう少し頑張ってみようかなと。
そんな気持ちになりました。
今のボクのライフスタイルには、このくらいの距離感、時間感が良い感じなのかもしれない。
それは、ボクだけじゃなくて、大切な家族にとっても、ね。
そんな気持ちになりました。
ゴール後、小学1年生の次男からは、パパと手をつないで一緒にゴールしたかった。
そんな声がありました。
中学2年生の長男は、今日、通信陸上福島大会でした。
1500m予選を走り、決勝進出。
私も妻も、仕事で予選を見に行けませんでしたが、最後の最後まで諦めない走りで、決勝進出を決めたそうだ。それは、ゼロコンマでの決勝進出だったそうだ。
親父として、最後まで諦めない姿を、息子たちに見せれて良かった。
もちろん、決勝進出は、長男自身の頑張りがすべてですが。
家族にとっても、まだ影響力ある走りが出来ているなら、パフォーマンスが出来ているなら、ボク(父)は、走り続けます。
そんな久しぶりに、味わう感覚が生まれました。
明後日の決勝は、お休みいただいて、応援に行かせていただきます!☆笑
Kushigata Wind Trail 18km
櫛形ウィンドトレイル 新潟県胎内市
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夏の日の2022
ダイアモンドに so oh oh TRAIL
宝の山だよ、すべてが…
ゴール後。
みんな、ボク(パパ)の歩くスピードに合わせてくれた。
長男の背中が一番大きく見える。
もうとっくに…
世代交代なのはわかっちゃいるが、まだ見せれることが、俺(パパ)にはあるんだ。
まだ、まだ、親の背中を、男の背中を、見せなくちゃ。
Kushigata Wind Trail 18km
櫛形ウィンドトレイル 新潟県胎内市