バニラ☆ありがとう!
命のお話し。
まもなく3月が終わろうとしています。
長男の中学校卒業式はじめ、節目のイベント盛りだくさんの3月。
そのイベントの少し前に、我が家の家族の一員が、永眠いたしました。深い眠りにつきました。
今春4月からは、長男も高校生に。
小3になる次男も、新しい習い事をはじめたり。
我が家のライフスタイル、時間の使い方、組み立て方が、大きく変わろうとしています。
それを知ってか知らずか、お見通しのように、バニラくんは、息を引き取りました。
19歳のミニチュアダックス。
人間に換算すると92歳ぐらいかな。
息を引き取る瞬間、必然的なタイミングで、
妻と私は居合わせることが出来ました。
朝方、妻が抱きかかえ、私は朝練に行こうとするまさにその時でした。3月の土曜日の朝の出来事でした。
(思い出の写真) 子どもたちがシャンプー
・・・・・
息を引き取り、まだ、カラダが温かいうちに、子どもたちも起こして、触って撫でてあげることが出来ました。
カラダがみるみる冷たくなって、固くなっていく過程・表情も、子どもたちに見せることができました。見て感じる時間をいただきました。
最後まで、子どもたちにとっては、バニラ先輩でした。
大の犬好きの妻。
子どもたちが生まれる前から、我が家にやってきたバニラくん。
バニラ先輩19歳(2005年1月生)
長男15歳、次男7歳。
子どもたちにとっては、大先輩。
2005年の当時、ボクは福島市内の私立大学の夜間学部を受け持っていて、帰りも夜遅く、まだ新婚の妻にせがまれ、さびしい思いをさせては、、そんなこんなで、小さな番犬を飼うことになったエピソードを思い出します。
バニラアイス好きのボクが命名。
バニラ色☆
そして、長男が2008年に誕生、次男が2016年に誕生。子どもたちのそばには、いつもバニラ先輩が居ました。
振り返れば、まだ未就学児の長男は、まだ若かったバニラに、走りを鍛えてもらいましたね。たくさんバニラと競走をして、長男がバニラに引っ張られる姿を今でも鮮明に覚えています。
最後のひと月は、要介護となり、家に一人置いておけず、長男の練習会にも、次男の大会にも、すべて連れて同行し、子どもたち二人の走りを見守ってくれました。家族みんなとのその時間を惜しむかのように。
犬の食事、排泄、運動、健康管理、家族として共に生きるためのルール。
犬とのコミュニケーションを通して、子どもたちはたくさんのことを学びましたね。
相手の気持ちを想像し思いやること。
責任感や寄り添う気持ち、命の尊さ。
最後の数か月は、もう、自分一人では、しっかり立てなくて、歩けなくて。目も見えなくて。
この春4月から、大きく変化する我が家のライフスタイルをお見通すように、自分の役目をすべて終えたかのように。最後、息を引き取る瞬間の目は、そんな表情に見えました。
本当にありがとう。バニラくん。
最後の最後まで、命の尊さを教えてくれた、バニラ先輩。子どもたちにとっては、偉大なバニラ先輩でした。
いつもそばに居た、家族がいなくなることは、やっぱり寂しいですね。なくなってから、あらためて感じることばかりですね。
私にとっても、色々な気付きを与えてくれた、大先輩でした。
大往生でした。
本当にありがとう。バニラくん。
※写真は、若かりし頃のバニラ♪
pic①陸上競技場でファミトレ
pic②子どもたちがシャンプー
pic③薪ストーブ前が特等席
pic④長男5歳=散歩はランニング