【レポ】第３ステージ浜通り広野大会2024

2025-01-19 2025-01-19

mafu

二ツ沼総合公園大会（広野町）が終了いたしました

2024年度シリーズ戦の最終戦☆
第３ステージ［浜通り］が、2024年12月29日に終了いたしました。

舞台となったフィールドは、福島県双葉郡広野町

オランダ型風車がシンボルで、広大な芝生広場、国際公認パークゴルフ場など、アウトドアスポーツが楽しめる二ツ沼総合公園。寒暖差が少なく一年を通しても温暖なフィールドでもあります。

参加者総数は、ゆうに500名を超え、スタッフだけでも40名体制。
午前の子どもたちだけで260名を超え、午後の駅伝は58チーム（260名）の参加者数となりました。

参加者の皆様、有志ボラスタッフの皆様、スポンサー企業の皆様、行政機関をはじめとしたご来賓の皆様、たくさんの仲間たち「ふくしまトレイルランニングクラブ、いわきトライトレイル」、関心を持っていただきました皆様、心より感謝を申し上げます。

走り納め2024

公園内の地形を活用した、起伏に富んだコースは、急登あり☆トレイル（不整地）あり☆アスファルトもあり☆階段もあり☆子どもも大人も冒険心をくすぐられる、自然の豊かさを感じる空間です。

〇未就学児親子、小学１・２年生、保護者の部は、1.25km。
〇小学3・4年生、5・6年生の部は、2.1km。
〇駅伝は、1.55km。

今回の第３ステージ浜通りで、2024年度としては一区切りとなりました。
主催者として、３年目の挑みであります。

2024年度において、５月会津(南会津町：南会津高校演習林)・９月中通り(鏡石町：岩瀬牧場)・１２月浜通り(広野町：二ツ沼総合公園)と、季節の移り変わりを感じながら広域的３地方での開催を無事に終えることが出来ました。

このご時世、この規模、広域的な挑み。
感謝の想いととともに、ホッとしているのが今の心境です。

福島県をギュギュっと、抱きしめることに必至で挑みました。

福島愛・ランニング愛・トレイル愛、そして何よりも、家族・仲間との愛があふれる時間と空間。

参加、関心を持っていただけましたこと、重ね重ね心より感謝を申し上げます。

当大会を目標として、仲間との再会、家族・チームとのキヅナとしての思い、願いを込めて、参加してくださった方々が多数です。

保護者パパママの部も大盛況☆

子どもたちのレース後に行われるのが、保護者パパさん・ママさんのレース！

現役のランナーから、元ランナー？まで、回を増すごとに、参加者も増え続けています。

子どもたちだけではなく、パパも♪ママも♪全力キッズですね！

全力で挑むことの大切さ

子どもたちが、全力を出し切ること、限界までがんばってみるような経験は、とても大切なことです。

大切なことは、全力で挑むこと。挑戦すること。
一番・一等賞は、限られた人しか取れない順位だけど、全力を尽くす、全力で挑むことは、全ての参加者に与えられること。

「今、持てるチカラを出し切り、全力で挑んだかどうか。」

全力で取り組んでいる仲間を応援しよう。
全力で取り組んだことを、お互いにたたえ合おう。
全力で取り組めることの喜びと感動を分かち合おう。

Mt.mafu projectの想い

子どもたちが、大人になってから、またこの場所に行ってみたい。
そう思えるような大会を。

子どもたちが、将来、彼氏、彼女が出来て、そして、親になり。
また家族でこの思い出の場所に戻って来た。
そう思えるような空間を。

そんな、大会を“ふくしま” から企画し、子どもたちの未来を創ることが出来ればと考えています。

一度しかない人生。今しかない親子の時間。

親も子も、トレイルランニングを通して、かけがえのない、思い出深い人生のいちページになるような大会をプロデュースすることが出来ればとの想いで取り組んでおります。

子どもたちの「知的好奇心とメンタルの成長」を望んで

トレイルランニングは、非日常的なフィールドが舞台だけに、普段あまり使わない感覚、部位を鍛えることが出来ます。アスファルトと違い不整地は、木の根っこや石ころ、落ち葉があったりと、つまずく恐れを懸念されがちですが、デメリットばかりではありません。

幼少期～学童期においては、巧緻性やバランス感覚などの反射神経が大きく発達する時期でもあります。

舗装されていない不整地（トレイル）、森を駆ける新しいアウトドアスポーツ“トレイルランニング”を子どもたちに！そして、親子で！

森の中のアップダウン、のぼり坂、くだり坂を歩いたり走ったりすることは、これからの人生の中で、誰しもに訪れるであろう困難に直面したときに「この壁を、ある山を乗り越えよう！」そう思えるような、目には見えない力を生み出すメンタル（精神力）を成長させる面でも、大きなプラスの効果があると考えられます。

子どもたちには、カラダの発達だけではなく、トレイルランニングを通して、ココロ（知的好奇心）も成長して欲しいとの思いがあります。

大会だから、順位やタイム、勝った、負けたもついてきますが、その勝ち負けを経験することも、きっとココロの成長につながります☆

午後の部：２時間耐久ミニトレイル駅伝も大盛況☆

２名から最大５名で編成されたチームで、タスキをつなぐリレー形式で、２時間以内に特設コース（１周1.55km）を何周回、走れるかを競います。

今回は、５８チームのエントリーとあり、一般チームからファミリーチームまでの老若男女、大いに盛り上がりました☆

ファミリーの中には、午前中は、キッズ・保護者の部を走られて、午後は、ファミリーでタスキをつなぐ姿も多く見られました☆

２時間を思う存分、仲間で家族で楽しまれてました♪
とにかく、福島愛・ランニング愛・トレイル愛、そして何よりも、家族・仲間との愛があふれる空間と時間。

ランニングは、人を、心を、再会を、出逢いを、つなぎ合わせ、めぐり合わせますね。
ランニングネットワーク☆本当に最高ですね☆☆☆

温暖な広野町でRunシャツ＆Runパン☆

広野町は、東に太平洋を望み、西には阿武隈山系と自然豊かな環境にあり、空気が澄み切った星がきれいに見える町です。
町のキャッチフレーズは「東北に春を告げる町」。

東北地方には寒いイメージがありますが、ここ広野町は、冬の平均気温が10度を超える温暖な気候で、町内では、みかんやバナナの栽培が行われています。寒暖差が少ない気候が特徴で、冬場でも積雪がほとんどなく一年通して過ごしやすいフィールドです。

冬季でも温暖とあり、ご覧のとおり、元気いっぱいのランナーの皆さんは、ランシャツに短パン姿で出走です☆

二ツ沼総合運動公園

大会会場となった「二ツ沼総合公園」は、1990年にオープン。総合運動公園として、広大な芝生広場や子供から大人まで楽しむことができるパークゴルフ場、バーベキュー施設など、アウトドアを思いきり楽しめる施設が揃っています。

園内には地元物産の直売所やレストランもあります。国道6号線沿いでアクセスも良く、地域の人々の憩いの場となっています。

広野町産バナナ「綺麗キレイ」

東日本大震災後の町の新しい特産品として栽培がスタートしたのがバナナ。
「綺麗キレイ」の名は略称で、正式なブランド名は「朝陽に輝く水平線がとても綺麗なみかんの丘のある町のバナナ」です。

震災以前から栽培されていたみかんと合わせ、温暖な広野町の気候を象徴する産品となっています。

「みかんが実る北限の地」

「みかんが実る北限の地」として知られる広野町。冬でも10度を超える温暖な気候を活かし、昭和60年に町が温州みかんの苗木を全戸に配布して以来、みかんの木を町のいたるところで見ることができます。

広野町役場西側、海の見える高台にある約30アールの「みかんの丘」では、冬が近づくと鮮やかなオレンジ色のみかんが実り、青空との見事なコントラストを作り出しています。

広野のみかんは、程よい酸味と甘味が美味しい果汁100％ジュースやジャムなどにも加工され、一年中楽しむことができます。

ここ二ツ沼総合公園直売所で購入することもできます。また、地元の中高生が開発するみかんのスイーツやドレッシングは、地元ではもちろん、観光客にも大好評。甘みたっぷりの広野産みかんが笑顔も実らせています。

そんな季節の実りたっぷりの「広野町」
参加者の皆さまにとっても、2024年の走り納めにはふさわしい実りあるフィールドであったと思います♪

新たな交流人口の増加→地域経済の発展へ

純粋に午前のキッズ部門の参加者数だけで260名の参加者数となりますので、ここに父母親御さん保護者、ご家族、チーム監督・コーチの引率者を含めますと、実際には掛ける✕２名３名の参加人口となります。午後のミニ駅伝においては、58チーム（260名）のランナーが集結しました。

さらには、ボランティアスタッフも今大会において約40名のお力添えをいただいてます。

今回の広野大会においても、交流人口としては、参加者総数は丸一日で『約〇〇〇〇名』４桁の大台に乗ったものと見ております。

今大会「トレイルランニング」を通じた、この交流人口の新たな活性化は、開催地域への宿泊や食事、土産品の購入等も生まれます。

まさに、文部科学省が提唱するスポーツと地域資源を融合させたスポーツツーリズム等を通じて、交流人口の拡大及び地域・経済の活性化を図る取り組みになっていると感じております。

地元協賛企業様からの豪華景品も揃い、大抽選会・じゃんけん大会も大きく盛り上がりました☆

もうひとつの目線

東日本大震災から13年目を迎えた、今年度 2024年。

福島人が主催者で、広域的な福島３地方を取り巻いての、子どもたちに特化した、この新しいスポーツイベント（トレイルランニング）は、未来を創るうえでも、世にとっても大きなメッセージ性あるイベントになると自負しております。

2024年度、３地方（会津・中通り・浜通り）のフィールドとなるのは、南会津町・鏡石町・広野町。
少子高齢化が進む過疎・中山間地域・復興創生地域、さらには歴史的なフィールドが舞台です。

自然環境を肌で感じることができるアウトドアスポーツ「トレイルランニング」を通じ、この３地方を訪れることにより、感じて欲しいこと。

・福島に住まう方々には、誇りを抱いて欲しい。
・福島を訪れる方々には、関心（関わる心）を抱いて欲しい。

そんなきっかけをこの大会を通して、感じ考えて欲しい思いです。

開放された自然のフィールドでさわやかに汗を流し、心も体もリフレッシュさせて、日々健康であることを心がけて行きたいものです。

自然に恵まれたこの素晴らしい地でトレイルランニングができること、そしてトレイルランニングが幸せや豊かさ、感動を与えてくれることに感謝し、これからもより多くの人にこのスポーツの魅力を伝えて行きたい思いです。

当大会に関心を持っていただけましたこと、心より感謝を申し上げます☆

県内外からのたくさんの参加者の皆様はもとより、有志ボラスタッフの皆様、スポンサー企業の皆様、広野町、行政機関の皆様、ふくしまトレイルランニングクラブ・いわきトライトレイルを中心としたボランティアスタッフの皆様に、早朝から陽が暮れるまで大きく支えていただきました。大会会場は、たくさんの笑顔と躍動感あふれる、時間と空間に包まれました。