無垢の木◇引き戸の取っ手◇No.3

お待たせいたしました!

今回は、乾燥させた「枝」に色を付けます!

蜜蝋(ミツロウ)ワックスだけでも、充分かなっても思いましたが、引き戸の色との調和も考えると、何か色を塗りたいなぁと。

もちろん塗料を使うのであれば、自然塗料で仕上げたいなぁー、と選んだのが・・・

柿渋:かきしぶ」です!!

柿渋とは・・・

日本古来の伝統ある塗料です。歴史をさかのぼると、平安時代から着物を染めたり、建物の窓枠、柱の塗料に使われおります。古くから日本人の衣・食・住に欠かせない必需品であったことは確かです。なぜなら、防水・防虫・防腐効果に優れているため、古くから重宝されているんですね。先人の知恵はすごいなぁ~。

作り方としては、まだ青い渋柿を潰し、圧搾して出てきた果汁を発酵させる。発酵してるので、もちろん臭いは強烈ですが・・・(゜д゜;)


その柿渋を購入したのが、南会津「きこりの店 」☆

以前に職人さんとも、ちょっとした木のご相談メールでやり取りしていたので、初対面にも関わらず、大盛り上がり(*^▽^*)やっぱり、自然の産物を愛する人たちはアツイです!!様々なご指導をいただきました。お店は本当に素敵な空間で、見るものあるもの全てに「生」を感じました。


柿渋1

「柿渋」をうつわに移し、ハケで塗り上げます。

柿渋3
ニオイがきついため、ゴム手袋をしての作業。職人さんは、満遍なく馴染ませるために、ハケを使わず、素手で塗りあげるとのこと。一週間は手から臭いが取れないとおっしゃってました。
柿渋2
「塗っては、乾かし。」の工程を3回繰り返しました。


塗装前
柿渋5

塗装後
柿渋4

キレイな「あめ色」に☆☆☆ まさに、「色気いろけ」とはこのことなのだと、納得!

この後には、乾燥していくとともに臭いもなくなりますが、臭いを封じ込める役割もある、「ミツロウワックス」で仕上げました。



次回、~設置にあたり~『無垢の木◇引き戸の取っ手◇No.4』

つづく・・・。


無垢の木◇引き戸の取っ手◇No.3” に対して2件のコメントがあります。

  1. takano より:

    SECRET: 0
    PASS:
    わ~っ☆とってもキレイな仕上がりですね!!ずっと取っ手の色付けを楽しみに待っていました(^O^)/つづくNo4も楽しみにしています!mafuさん、磐梯山でのトレーニングはとても良いものだったようですね!先日、私はスカイラインをドライブしてきました。すごく景色がよくて最高でした!登山をしている方もたくさんいました★山は気持ちがイイですね♪

  2. 555mafu555 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    市内はまだまだ残暑が厳しいですが、山にちょっと足を伸ばせばそこはもう秋の空気ですよね。ボクもスカイライン~吾妻小富士の景色・空気が大好きです。これから紅葉の秋(^O^)/吾妻小富士の火口を一周ウォークするのもお勧めでーす。9月半ば過ぎると寒いくらいになっちゃいますが。続く『No.4』もお楽しみに~!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です