命のお話し (2014.12月)
~命のお話し~ (2014.12月)
ちょっとだけ、重く大きなお話しです。
はじめ、記事にするか迷いましたが『命の尊さ』をたくさんの方々に、あらためて考えていただけたらと思い、妻と相談のうえ、書いています。
同時に、少し気持ちが落ち着いたこともあり、私たちの記憶にもしっかりと残して置きたい思いもあります。
*小さなカラダと大きな命*
生と死を同時に受け入れなければならない出来事がありました。
実は来春、新たにmafuファミリーに男の子が仲間入りする予定でした。
日毎に大きくなるママのお腹。
お腹の中で、元気にキックやパンチをして元気な様子を知らせてくれる赤ちゃん。
パパも、ママも、カッツも、新しい家族を迎え入れる準備をしていました。
しかし、今回、残念ながら、その想いは叶いませんでした。
ママの命を守るため、赤ちゃんが身代わりになってくれました。
突然の緊急搬送。
「ママも赤ちゃんも・・・」
「最悪の事態も考えてください。」
そうドクターから告げられた瞬間は、頭が真っ白になりました。
涙も流れず、ただ怖くなりました。
カッツと2人だけになることも・・・。
覚悟を決めて、陣痛で顔を歪めるママの手をギュッと握りしめました。
体調のこともあり、帝王切開は出来ず、自然分娩。
「産まれても生存ができない赤ちゃんを産むこと」
すでに出された重く深い結論を必死で理解し、受け入れるしかありませんでした。
パパもママも、とても辛く、悲しくても受け入れるしかありませんでした。
ちょうど22週目。
小さなカラダ。大きな命。
パパとカッツのことまで考えてくれて、ママの命を守り、天国へ旅立ちました。
※写真は、8月に家族(4人)での最初で最後の安達太良山TRAIL。
このとき、まだ、お腹に赤ちゃんが宿っていることはわかりませんでした。
後日、病院へ行くと妊娠が発覚。
赤ちゃんも一緒に、くろがね小屋に泊まり、安達太良山を走りました。
そこから、今日に至るまで、たくさんの夢、希望、成長、可能性、そして数々の神秘的な出来事をたくさん運んで来てくれた亡き二番目の息子。
その小さな小さなカラダ、パパにそっくりな筋骨しっかりした手、腕、脚。
ママに似たアスリートそのもののくびれた足首と土踏まず。
火葬を終え、天国へ旅立ちました。
棺には、三人からの手紙。
そして、この思い出の安達太良TRAILの写真も一緒に添えて。
チームmafu。
これからもずっとずっと、私たちファミリー、心はひとつ。
けっして忘れない。
私たちの心の中で、ずっと生き続けて行く。
ともに、走り続けて行く仲間です。
天国で、ずっと見守ってくれている息子。
パパとママのところに、来てくれてありがとう。
パパ、ママ、カッツ、家族の絆を深め、成長をさせてくれてありがとう。
物事には、必ず意味がある。
今回の出来事も、きっと意味のあるメッセージ。
私も妻も、そう受け止めています。
みなさん、最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
今後も、何ひとつ変わらず、私たちファミリーのスタイル“mafuスタイル”で、歩んで行きます。
みなさん、引き続き“mafuファミリー”の応援をよろしくお願いいたします!
とにかく、人生は筋書きのないドラマ。
ドラマチックな人生。
苦しいときも、悲しいときも、楽しいときも、全部抱きしめて生きて行きます。
シナリオなんかない。
全部アドリブだホントに(笑)
俺たちファミリーの人生、ドラマチックだぜー!(^ー^)v
+山と魂+ mafu 2014.12